ベドキアン社「ニュースレター:クリーン&グリーン」


クリーン&グリーン

近年、ヨーロッパ、アメリカ、そして世界の多くの国々で、クリーンでグリーンな美容製品を求める動きがあります。より自然に優しく、ナチュラルな香りで、持続可能なパッケージングに対する消費者の関心がこのイノベーションを後押ししています。

2021年にブリュッセルに本部を置く国際非営利団体Natureは、美容市場における「自然」についての消費者意識を評価するため、ドイツとフランスの消費者2,000人を対象に消費者調査を実施しました。消費者調査の結果ドイツでは37%、フランスでは27%が過去6ヶ月間にナチュラル/オーガニックコスメを使用したと回答しています。しかし90%以上の人がナチュラル/オーガニック製品に興味を示しているにもかかわらず、ほとんどの人が従来品や自然派志向の美容ブランドを購入し続けています。特にフランスでは自然派志向の美容ブランドの購入率が高く66%であるのに対し、ドイツでは38%でした。

ROSAE社の研究では香りの自然な感じ方とその香りの成功には相関関係があることがわかりました。「これは香りの組成が100%天然であるということではありません。香りの感じ方が重要なのです」と、パリに拠点を置くコンサルタント会社の創設者オリビエ・アロン氏は言う。


サステナブルな包装

クリーンでグリーンな美容製品にはサステナブルなパッケージが不可欠な役割を担っています。地球に与える影響を最小限に抑えようとするブランドや消費者の関心が高まる中、持続可能で環境に配慮した製品が世界的に増加しています。使い捨てのプラスチック包装の製品に変えて、多くの企業は固形や高濃縮な製品、水を使わない詰め替え可能な包装を開発しています。また、パッケージの使用量を減らし、輸送を軽くすることでブランドの二酸化炭素排出量の削減に貢献しています。

Capgemini社のレポートによると消費者の大部分(79%)は、持続可能性を考慮して購入する商品を決めています。IBM Institute for Business Valueのレポートによると57%の消費者(28カ国で調査)が環境に配慮した購買行動を取りたいと考えていることがわかりました。Mintel社のデータでは16歳から24歳の若い消費者がウォーターレストレンドの最前線にいることが明らかになりました。イギリスでは25%、フランスでは28%の消費者が水を使わない乾式使用のせっけんやシャワー/バス用品などをいつも探しています。Bedoukianもまた、高濃縮で小さな包装の商品に見合ったインパクトのある成分を提供しています。当社のアロマ/フレーバー製品は天然素材と組み合わせて使用することで、フレグランスやフレーバーの性能を全体的に高めることができます。

昨年、「Garnier Fructis」はWhole Blends Shampoo Barsを発表しました。40回分の洗髪が可能で、ココ&アロエ、ジンジャー、ハニートレジャー、オーツの4種類があります。P&G社はサステナビリティへの取り組みを継続するため、欧州のヘアケア市場に高パフォーマンスの「シャンプー&コンディショナー・バー」を投入しました。このバー1本で250mlの液体シャンプーボトル2本分に相当します。2021年4月「The Body Shop」は全世界400店舗で顧客が自身でシャワージェル、シャンプー、コンディショナー、ハンドウォッシュの詰め替えができる、詰め替えステーションの展開を発表しました。

水を(成分として)使わないシャンプーやコンディショナーで知られる「Everist」は、ポートフォリオにウォーターレスシャンプー ボディウォッシュコンセントレートを追加しました。環境に配慮した洗濯用洗剤やホームクリーナーで知られる「ブルーランド」はパウダーからシャワージェルまでを再利用可能なフォーエバーボトルとパウダー詰め替え用サシェがセットになったボディウォッシュ・スターターセットを発売しました。「花王」は外出先でも水なしで使える、スプレーとシートの2タイプの「デイ・プラス・ドライシャンプー」を発表しました。


クリーンなシトラス&グリーンの香り

様々な製品カテゴリーでクリーン&グリーンが採用され始めています。柑橘系の香りはフレッシュな感覚を呼び覚ますため、パーソナルケアやファインフレグランスによく使われています。「Dollar General」はScent Happyコレクションとして「ピリッとしたオレンジとジューシーなピーチネクターの太陽のような甘い香り」が特徴のCitrus Sunriseを発表しました。柑橘系は高級フレグランスによく使われます。例えば、アクアレモンは「Jo Malone」の新コレクションWild Swimmingの5つの新フレグランスのうちの1つに抜擢されました。「Roger & Gallet」は、フレグランスコレクションを再編し、2009年に発売した摘みたてのジューシーなシトラスフルーツをパチョリで引き締めたカクテル調の香りのフレグランス「ボア・ドランジュ」を再販します。

TANGELAL(BRI#387)
フレグランスやフレーバーの処方に多用途に使用できる香料です。フレグランスとしてはマンダリンやオレンジピール、アルデヒド系のフレッシュなシトラスアロマの特徴があります。パワフルで持続性があり、シトラス系の香りを大きく引き上げ、甘く本格的なマンダリンのトップノートを付与し、あらゆるコンポジションに明るいフレッシュさをもたらします。フレーバーとしては、ワクシーでシトラスピールのような強いキャラクターが感じられます。一般的なオレンジフレーバー原料とジメチルアンスラニートを併用することで、ユニークで自然な味わいのオレンジやタンジェリンのフレーバーを実現することができます。また、TANGELALはオレンジやコリアンダーなどの精油にも含まれている成分です。

グリーンなアコードはその多くがナチュラルなイメージを彷彿する場合がほとんどです。フレッシュで拡散性のあるグリーンノートは、植物的で青々とした草のような香りが特徴です。シトラスと同様にパーソナルケアやファインフレグランスの分野でも、さまざまなグリーンアコードを使った商品が登場しています。メソッド社はフィフティナイン・パークスと提携し、国立公園と自然の驚異を讃える限定コレクションを発表しました。ウッドランズの香りはパインとシダーウッドの香りです。アックス社は素材そのままの自然さを楽しむフレッシュコレクションとしてタンジェリンオレンジの香りを出しました。100%天然由来の香りで、ボディソープや持続性のあるデオドラントなど4つの香りを展開しています。「DS&Durga」のBistro Watersは、ユニセックスのアロマティックグリーンフレグランスで、ライムブロッサム、コリアンダー、洋ナシ、マンダリンオレンジ、グリーンペッパー、バジル、モス、ナツメグの香りです。

キャンドルのトレンドとしては野菜をモチーフにした商品が人気を集めています。「DWホーム」はシグネチャー・スーパーフード・コレクションを発表し、「アボカド&クレソン」はアボカドとクレソンの青々しさ、地中海産オリーブ、アロマティックハーブ、オリーブ、サニーレモンの香り」をイメージしたキャンドルです。「ブラックベリー&ケール」キャンドルは、野生のブラックベリーとケール、ルッコラ、ガーデングリーンをブレンドし、青々としたトマトリーフと太陽を浴びて熟したラズベリーの香りが特徴的です。

1,3,5-UNDECATRIENE FCC(BRI#809)
フレグランスとフレーバーの処方に使用される多目的香料です。香りの面ではグリーン、ガルバナム、ペッパーのパワフルで拡散性のあるノートが、さまざまなタイプの香りに自然さと高揚感を与えます。フレーバーとしてはグリーンベルペッパーやグリーンチリペッパーなどのテイストのスパイシーな野菜の香りをアソートで加えることができます。

環境意識と気候変動は何十年もの間、消費者の購買に対する考え方に影響を与えております。自然をモチーフにしたフレーバーやフレグランス、サステナブルな消費財を生み出す原動力となるでしょう。


今おススメのベドキアン商品!


HYDROFLEUR(BRI#279)
ュゲやチュベローズを思わせる露のようなホワイトフローラルノートに、ラズベリーやメロンのフルーティな陰影を組み合わせた、力強くさわやかでウォータリーなオゾンの香りが特徴的なフレグランス用途専用な香料です。微量でもフローラルな香りを高め、フローラル系やフルーティ系に非常によく合い、清潔感があるフレッシュなニュアンスを加えることができます。また、こちらは松の木の成分から作られ、完全にサステナブルで再生可能な製品です。


2-OCTEN-4-ONE(BRI#614)
フレッシュなストロベリーを思わせる、甘くフルーティーで少しかび臭い香りが特徴的なフレグランス用途専用な香料です。主にベリー系の様々なフレーバーに使用でき、特にストロベリーにナチュラルでフレッシュな香りを加えることが可能です。また、#614のもつ独特なムレ臭はマッシュルームとも相性が良く、新鮮で自然な味わいの製品を求める消費者の期待に応えます。

 


ベドキアンニュース

この夏、ベドキアンはフレグランスとフレーバーの業界イベントへの出展を精力的に再開しました。多くの方に直接お会いすることができ、とても有意義な時間でした。イベント会場でお会いできなかった方はぜひからご連絡ください。