日本と北欧のスタイルが融合?『ジャパンディ・ライフスタイル』とは

トレンドを追うということはその起源を探り、経過を観察し、進化や変容を見守りながら、ライフスタイルや製品、デザインなどの関連性に結びつけることです。

私たちのマクロトレンドであるJapandi(ジャパンディ)は、日本と北欧のスタイルを融合させたもので、自然との強い関係性を持った、東洋と西洋の精神が融合した感覚的なミニマリズムです。これは日本の「わびさび」の思想を、北欧の「Hygge(ヒュッゲ)」と組み合わせたものです。わびさびは自然の欠点に美を見出し、不完全であることを受け入れるという思想を指します。また、ヒュッゲとは居心地の良い快適な環境を楽しみながら、今この瞬間に存在し、ゆっくりとした時間を過ごすことです。ハイブリッドなデザインは、多様な文化の側面を融合させながら、私たちに新しい展望を与えてくれます。

ここでクロスオーバーが発生します。日本の価値観の「禅」と北欧の哲学の「存在する」という行為はどちらもシンプルですっきりしていて、天然素材を取り入れた、職人技により快適さとデザイン性が光る、青と白のカラーパレット(磁器や家庭用品に見られる)と、自然でニュートラルな明るさを組み合わせています。ジャパンディは感覚的で落ち着き、清潔感がある、アウトドアを取り入れています。エレガントさをシンプルさや機能性と融合させて、実用性も兼ね備えています。

これを素材に置き換えると石庭、緑豊かな屋内と屋外の植物の景観(壁が生きているような)、竹、木々、落ち着いたもの、土っぽいもの、再生されたもの、質感のあるもの、生々しいもの、水のようなオゾン素材、そしてフルーツやフローラルのヒントになります。

続いてベドキアンの素材とマイクロトレンドをご紹介します!私たちはこの2つの文化というテーマに関連したコレクションを整理し、それらを4つのマイクロトレンドに区分けし、クロスオーバーをしたものを紹介していきます。私たちのクラフテッド・ジャパンディ・コレクションを是非ご堪能下さい!

 


 

ミニマリズムとシンプリシティの進化

ミニマリズムとシンプリシティの進化は今もなお続いており、新鮮さ、暖かさまたは冷たさ(どちらかの極端ではない)、清潔さ、認識のしやすさ、機能性が日々強化されております。量より質、ハンドメイド、そして整理された環境での触感。職人技による完璧さが評価され、不完全さが個性となっています。すべてのカテゴリーの製品に、直線的で洗練されたラインと2つの機能性が不可欠です。感情や印象を呼び起こすような特異で力強く、シンプルなアロマを考えてみましょう。カルドレアのシーソルト・ネロリ・ランドリー・デタージェントは、「夏の長い日にレモネードを飲みながら、黄色いスクーターでクルージングする」と打ち出しています。ピュアで透き通る海のミストを感じながらふと立ち止まる。この爽やかなシンプルさがシーソルトネロリ、ジャパンディ・ミニマリズムのマイクロトレンドを完璧に表現しています。

 

Limediene (BRI #962)
フレグランスでは非常にパワフルなレモンライムのトップノートとトロピカルなみずみずしい香りのユニークな組み合わせで、絶妙な白トリュフのベースが香ります。0.01%の低濃度でも効果が得られるため、あらゆる用途で新鮮さと力強さを表現することができます。また食器用洗剤、シャワージェル、エアケア、洗濯用洗剤などにも適しています。強い香りで確実に印象を残すことができるLimedieneを是非お試しください。

 


 

ゲリラ緑化

ケンブリッジ辞典によるとゲリラガーデニングとは、「環境改善を目的として、他人の所有する土地や公共の土地で許可なく植物を育てたり、人々に野菜や花を生産して楽しんでもらったりする活動」とあります。また、それと類似したゲリラ編みは郵便受けや木、道路標識などの公共物の周りをアーティストが編んで、地域の美化につなげるというトレンドです。それならば、家の中でも外でも楽しめるゲリラ緑化(進化)はいかがでしょうか?鉢植えの観葉植物から、グリーンカーテン、バーチカルガーデンの生態系まで幅広く展開しています。歩道や縁石の間にある「ヘルストリップ」と呼ばれる草むらを活用しましょう。普段はあまり植えようとは思わない場所ですが、インスピレーションを得るには最高の方法です!6月に開催されたフィラデルフィアフラワーショーでは、これらの場所を紹介するコーナーが設けられていました。フレグランスではリチャード・ジェームス・フレグランスのアクア アロマティカ ブレード オブ グラス コロンが、「青々とした春の風景のようにまぶしい」と言われているように、このトレンドにぴったりです。ピーチ&オレンジブロッサム、キューカンバー&ミント、グレープフルーツ&ローズのケテルワン・ボタニカルは自宅にいながらフレッシュで、グリーンで、シトラスで、フルーティな気分を味わうことができます。

 

Orrisol (BRI #330)
フレグランスとフレーバーの両方の処方に対応しています。フレグランスの面では、オリスやメロン、キュウリを思わせるグリーンでフローラルな香りがします。フルーティ、フローラル、ハーバルなどあらゆるタイプの香りとよく合います。また、メロン、特に甘いハニーデューやキュウリのニュアンスを作品に加えることもできます。フレーバーの面では、メロンやキュウリの香りに加え、熟したイチゴの香りも感じられます。メロン、キュウリ、ベリー系のフレーバー(特に苺)、柑橘系を含む他のフルーツにも最適です。Orrisolを使うと、緑の爽やかさとフルーティなニュアンスが混ざり合い、アルフレスコならではの感覚を味わうことができます。

 


 

サウンドヒーリング&シンギングボウル

瞑想、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、そして今回のサウンドヒーリング&シンギングボウルはすべて心を解放してリラックスするための方法です。サウンドヒーリングはヨガスタジオで非常に人気があり、禅の瞬間を見つけるための新たな方法です。Wellset社によるとサウンドヒーリングとは、「瞑想状態の中で、さまざまな音楽楽器を使って、体の周りに癒しの振動を作り出す古代の瞑想法」といわれています。シンギングボウルセラピストは「体と心のさまざまな部分を癒すために戦略的な周波数にチューニングされたクォーツクリスタルボウルとゴング 」を使用します。このトレンドでは水のように透き通った静寂の感覚を味わうことができます。石庭、自然のままの砂、水の流れ、そして滑らかな振動があなたを瞑想の旅へといざない、同時に癒しへと導きます。例えば、D.S.&Durgaのビッグ・サー・アフター・レイン・キャンドルは、「カルフォルニアのハイウェイ1沿いのユーカリの木立に降った雨水の香り」を再現しています。さらに興味深いのは、このキャンドルの制作場所がDavid Seth氏とKavi Ahuja氏のご夫妻で運営しているブルックリンのスタジオで、彼らによる手作りだということです。ここでもカルフォルニアとブルックリンという、東洋と西洋が融合したトレンドの多様性が強調されています。

 

Hydrofleur (BRI #279)
私たちが自信を持ってお届けするこちらの商品はフレグランス専用のものです。ミュゲやチュベローズのような白い花の香りと、ラズベリーやメロンのようなフルーティな香りが融合した、パワフルでみずみずしく爽やかな香りです。強力で拡散性がある優れたフローラライザーで、微量でも香りのフローラルノートを高めることができます。Hydrofleurはフレッシュさ、輝き、複雑さを加えるフローラルタイプやフルーティタイプに非常によく合います。みずみずしく爽やかなフローラルの香りで、心地よい時間を過ごすための香りのキュレーションに加えます。

 


 

ニュートラル

ジャパンディ・ライフスタイルでは、ニュートラルであることが重要です。使用している色は落ち着いていますが、黒のアクセントとパステルのコントラストも体験できます。日本と北欧の陶磁器文化がここで交わるのは、濃いブルーと白という色の組み合わせでありながら、色をはっきり見せずぼかしを入れることに対する美意識を持っているからです。木材もまた不可欠な要素であり、和風のダークでステインな外観から、北欧風のライトでウォッシュな外観(別名スカンジナビアンモダン)まであります。ニュートラルはライフスタイルにも当てはまり、親切であること、前進すること、自分が満足して幸せであることを許容することを指します。その流れを汲むフレグランスが、Jo Maloneの「イングリッシュオーク&ヘーゼルナッツコロン」で、「女性と男性のためのウッディ・スパイシー・フレグランス。魅惑の散歩道。サクサクとしたグリーンヘーゼルナッツに、エレミのスパイスが効いている。ベチバーの土っぽさとエメラルドモスの冷たさが、ローストしたオークの暖かさをベースにしている。」とあります。マクロトレンドのような二面性を持つユニセックスなフレグランスです。フレーバーの面では、Harney & Sons Tilleul Teaは「菩提樹の香り高い花と葉の軽やかで生き生きとしたブレンドで、森のような緑と黄色のメランジの中で、その味と同じくらい美しい木のような淹れ方をしている」とあります。

 

Nuezate (BRI #728)
フレグランスとフレーバーの両方の処方に対応しています。フレグランスの面では、特徴的なブラックウォールナットのフレッシュさと洗練されたウッディさが交わった、ほのかにフルーティな香りが漂います。0.01%の低濃度でも効果が得られるパワフルな香りで、ナッツ系の香りを強調したり、スパイス系の香りを強調するのに適しています。また、パチョリなどのウッディな香りや、フゼア、シプレー、オリエンタル系の香りとも相性がよく、どんな香りにも深みと優雅さを与えてくれます。フレーバーの面でNuezateは、多くのナッツの特徴である土の香りを甘味系やロースト系に加えることにより、メープルやウォールナットなどナッツ系のフレーバーを引き立てます。
バナナ、りんご、パイナップルなどさまざまなフルーツフレーバーとの相性もよく、特に焼き菓子や製菓の用途に適しています。また、ブルーベリーやストロベリーなど他のフルーツフレーバーと組み合わせたり、ラムやウイスキーなどのダークスピリッツに入れたりすると面白い効果が得られます。本製品は、ウッディでナッツのような風味を醸し出しており、ペアで使用することで高級感を演出します。