メキシコにとってライムは生活の一部!?シトロフーゴ社の紹介②

ライムの栽培は19世紀のはじめ、西インド諸島で始まりました。いまでもライムというとこれらの産地がイメージされることが多いようです。しかし1886年にコカ・コーラが発明され、レモンライムなどの炭酸飲料が工業的に生産されるようになるとライムの需要が爆発的に拡大し、より広大なプランテーション用地を求めて、ライムの産地はメキシコへ移動します。20世紀に入るとシトロフーゴが本社を構える太平洋に面したコリマ州での生産がはじまり、現在ではお隣のミチョアカン州と合わせてメキシコの77%のキーライムがこの2州で生産されています。 


ライムは今日ではメキシコの食卓に欠かせない食材です。レストランで注文するとくし切りにされたライムが皿いっぱいに盛られて出てきます。ワカモレ(アボカド、トマト、オニオンのサラダ)、サルサソース、シーフードにもまずライムをひと絞りするのは当たり前。もちろんテキーラにもライムで口を湿らせてから、ストレートでぐっと一飲み!

メキシコではキーライムとペルシャライムの2品種が生産されています。私たちが普段日本のスーパーで見かけるのは、残念ながら一回りサイズの大きい種なしのペルシャライムです。キリッと締まったキーライムの香りはシトロフーゴの精油で是非お確かめください。また、メキシコには骸骨のキャラクターがあふれています。一番の有名人はおそらくこのカタリーナ。今日は、スープカップの蓋になって食卓を暖かく見守ってくれています。