再生可能な松の木を原料にした「ハイドロフルール®」を開発!ベドキアン社の紹介②
べドキアン社はNYから北東に約100㎞のコネチカット州・ダンベリーにあります。高層ビルが立ち並ぶマンハッタンから車を1時間ほど走らせると、ニューヨーク大都市圏の一部にもかかわらず、広大な広葉樹林に囲まれたべドキアン社に到着します。閑静な環境に囲まれた施設は化学工場というより、大きな研究施設といった趣があります。
ベドキアン社の社員の皆さん
香料業界では1960年代~70年代にオリジナリティーのある香りを求め、各社独自のニューケミカルの合成・開発を競い合いました。大手の香料会社は、化学会社でもあるのです。今日では香料の安全性や環境への関心の高まりから高度な化学合成技術だけでなく、社会や環境との調和や共存が強く問われています。
ハイドロフルール®は、そんな時代の要求へのべドキアンの一つの回答です。再生可能な松の木を原料に使用し、『グリーンケミカル12の原則』に沿って開発された新しいミュゲ(スズラン)の香りです。べドキアンでは更にハイドロフルールの販売1㎏につき樹1本の植樹支援を行っています。本社のあるダンベリー周辺は、すでにその必要にないほどの豊かな林に囲まれていますが...。